怖い話①

まったく世の中には不思議なことが溢れている。

何が不思議って自身を課長にしてる会社が(ry

仕事柄、不思議な体験をすることが稀にある。

これは私が最初に勤めた会社でのお話。

時は2009年、夏。

まだ髪の毛がフサフサだった若かりし頃の話。

当時新人だった私は、先輩に同行し毎日を過ごしていた。

新人の私がやれる仕事といえば。空部屋の写真撮影くらいなものだった。

『なんすか、この建物、、ボロいっすねw』

札幌市西区発寒に実在(今あるかな?)する、コーポ〇Aとコーポ〇Bという物件の写真撮影に来た時だった。

部屋に入ると、室内からは、どこかで嗅いだ香りがした。

おばあちゃん家の香りである。

新人の私は正直写真を撮れもしなかった。否、撮らせてもらえなかった。

部屋の写真が意外と難しいもので黄金比(Lifullhome談)が存在する。新人が撮ると恐ろしく狭い印象の写真となる。

そのため、当時は室内を見学するだけだった。

写真撮影の邪魔にならないよう足早に奥の和室へと向かった。

(こんな押し入れ初めて見たな・・・)

ひざ丈くらいの高さから押し入れの底が始まり、天井に伸びているような押し入れだった。

(うーん。ふとんを寄せるには良いスペース?かな?)

『おい!てめぇいい加減にしろよ!?』

突然先輩からのお叱りである。新人の私は和室から飛び出して、リビングにいた先輩に対し大至急謝罪した。

『すいません!』条件反射である。不動産会社は厳しい縦社会だ。

『ん?お前どこに居た?ずっとそこに居たのか?』

先輩は少し考えた後、行くぞと言うと足早と外へ出た。

『あの・・・すいませんでした。。。私何か邪魔してましたかね?』

先輩は冷笑いながらこう答えた。

『いや、1回カメラが手で隠されて、ふざけてんな(笑)と思ってて、1回目は無視したんだけど、2回目は怒ろうと思ったんだ、、、、でもお前、、奥の和室に居たよな?』

これが、私が一番最初に体験した、本当にあった怖い話。

ちなみに写真はすべて削除した。

理由はまともな写真が一枚も無かったからである。

すべての写真がオーブ(光の玉)だらけでインターネットに掲載できるようなものではありませんでした。

ちなみにこの話は一番怖くない話。

あと2話ありますが、それはまた後日。

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