怖い話③ー3

ふぅ。。。

今日は変な体験したなぁ。。。

なんだったんだろうか。

そんなことを思いながら、車通勤をしていた私は自宅へ向かっていた。

その時は実家暮らしで、冬の時期は、雪で道が滑りやすく、スピードも出せないため

片道1時間近くかけて通勤していた。

・・・・。

どうも後部座席が気になる。

一度気になりだすと、今日体験した記憶がよみがえる。

一体なんだったのか、あの通り抜けた影は一体。。

怖くなった私は高校時代の友人に電話をかけた。

警察官をやってる友人だ。

一緒に部活をやっていて、高校卒業後に警察官になっていた。

時間は夜の8時くらいだったと記憶してる。

頼む出てくれー--

ぷるるる・・・・はいはい。

久しぶり!何してんの元気?

おーひさびさー

他愛もない会話が始まる・・・・・はずだった。

なになに?デート中?(笑)

突然友人に聞かれる。

え?いや普通に仕事から帰るとこ。今日さ変なことあってさー

友人は変わらず変なことを聞いてくる。

またまたーw 彼女と一緒でしょ?いいなぁいる人はーw

いやいや、一人で帰宅中だよ。今日変な体験して一人で運転するの怖くて電話したのさ・・・。

時間は夜8時、冬のため窓ガラスは閉まってる、ラジオや音楽などはかけていない状態だった。

いや女の人と一緒にいるしょ?笑い声聞こえてるよ?

友人の言葉で、一瞬にして背筋が凍る、後ろは絶対に振り向けない。

これは不味いことが起きてることを瞬時に察知。

ごめん電話切るわ!また今度!

え?はーい?またね~。

(これは不味い、なにが不味いか分からないが不味い)

そう思った私は、兄に電話した。

兄は当時霊感が強く(今は見えないらしい)、俗にいう視える人だった。

出てくれ・・・

ぷるるるる・・・・はーい。

兄ちゃん兄ちゃん、俺俺。今日変なことがあってさ!

今日の出来事を簡単に説明した後、兄はこう切り出した。

すぐに寺へ行け。見てもらった方がいい。かなり不味い。

・・・ずっとお前の電話から女の笑い声が聞こえてる。

友人との会話は話していない。

あくまで今日の出来事を話しただけだった。

友人と兄の話が一致したとき、あっ本当にいるんだ幽霊ってと思ったときだった。

私には視えない何かが憑いているらしい。

ここから1週間の戦いが始まるのだった。

私は普通のサラリーマン。これは実体験を書いている。

また次回。

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