たまたま連絡した高校の友人
自称霊感のある兄
二人が同じようなことを言ってくる恐怖が分かるだろうか。
暗い車内、帰り道は1時間、後ろに何かがいる気配。
決して後ろは振り向けない、決してバックミラーを見ることは出来ない。
恐怖を抑え込み、なんとか家まで帰る。
ここまでくれば自宅だ。
何もなかったことにほっとしながら。
決して後部座席には目線をいかせないように車を降りた。
へとへとだ。
お風呂も怖い。鏡は見れない。
今日はいろいろあったなぁ。
バタりとベットへと崩れた。
寝よう。
その時、足元の横、ベットの脇に何かが立っている。
いや立っている気配だ。
人影のような気配。
目を閉じれば、くっきりと気配を感じられる。
これは女性だ。
いやまて気のせいだ。世の中にお化けなんぞおらん。
気のせいだ。
そういって無理やり寝入った。
戦いが始まった。