夢は近づくと目標に変わる。
これは、日本人初のメジャーリーガー外野手として日米で通算28シーズン
通算4367安打でギネス世界記録を持つ、イチロー選手の言葉です。
このブログを読んでる方のなかには、不動産業界に転職するのが夢!という方もいるかと思います。
ようこそ、こちらの世界へ。
売買仲介
一発目の転職で不動産売買の仕事に就くのは簡単ではありません。
そもそも雇ってくれません。宅建持ってても、書類選考で落ちます。
それは、なぜか?
不動産に関する経験値が全く無い方は、採用できないからです。
不動産売買の知識を1から教えるとなると、重労働なんです。
不動産売買には大きく枠組みを作れば、以下の3つの知識が必要です。
1.法律
2.税金
3.常識
広義の意味で法律と書きましたが契約書類の理解(民法、宅建業法、法令、条例など)。
売主、買主が望んでることを、契約書に出来るかどうか。です。
AはBに〇〇を〇〇円で売る。他は民法に従う。なんて契約書を弁護士が作るケースもあるにはありますがねw
こんなめちゃくそ短い契約書をもって、お客さんのところ行けば必ずキャンセルとなるでしょう。
契約書は、相手との約束事、取り決めや合意を証明するものを文章で残したもの、
いわゆる法律文章です。まず、ここで一般の方は、脳みそがショートします。
私は、教える立場でもあり、教わる立場でもあり、且つ、私が働いている会社の売買契約書(ひな形)は
民法大改正も、抜本的に見直しをかけるべく、精鋭を集め委員会を発足し、各種様々な意見や他社物を参考に
私が主幹で作成し直しました。非常に大変でした。(面倒くさかった)
このあたりを理解できるようになるには3年くらい実務経験と、探求心、クレームまがいの難癖を受ける経験が必要です。
とりあえず裁判というものを経験してみたかったってだけで、訴えてくる人もいますからね。本当ですよ。
2.税金
正直この一冊を頭にぶち込めばOKです。
全国宅地建物取引業協会発行
買う前に、売る前に、貸す前に、この1冊!税金アドバイスのパートナーに!
令和4年度改正に対応!複雑な不動産税制をコンパクトにわかりやすく解説!
私も実務で使ってる超便利な一冊。しかも読みやすい。これは各家庭に一冊あっても良いレベルですよ。
これを会話レベルで使えるようになると良いでしょう。
とは言え、4ページ目くらいで、だいたいの人は、脳みそがショートします。
3.常識
これが一番難しいかもです。
普通の常識とは違う、常識力。これは不動産の常識力。
普通のお客さん(自宅購入者)は、不動産に対する知識が全くない人が多数です。
知らないのはしょうがないです、一生に一度の買い物で、且つその1回目ですからね。
金融庁が小学生向けに、うんこドリルと組んで作った。
これの不動産verを国交省も出せばいいと思います。
こちらが色々と1からお伝えしなければならないケースが、ほぼすべてです。
一般常識は勿論、不動産に対する非常に幅広い知識が必要です。
これら3つが必要になる不動産売買は、非常に高いハードルです。人の人生を左右しますので。
ですが、この不動産売買は、不動産業界で生きるものであれば、必ずやらねばなりません。
少なくとも20代後半または30代半ばまでには経験が必要です。
でなければ、あなたが出来る不動産業の領域が非常に狭くなってしまいます。
なぜなら30代後半の人間に、わざわざ手間のかかる不動産売買を教える会社がありません。
20代を雇い、その20代に教えた方が効率的です。
30代後半の方で、俺はどうしても売買がやりたいなんて人が居れば、宅建をとって独立開業してやるしか道は無いでしょう。
賃貸と比べた場合、売買の知識量は、体感でいけば賃貸を1とした場合、売買は7か8くらいですね。
どっちが楽かと言われれば、間違いなく売買です。
最大の原因は、客層です。
もちろん変な人もいますよ?でも圧倒的に少ないです。
金持ち喧嘩せず、これだと思いますね。
売買は楽しいですよ。やりがいもありますし。
私は異動して賃貸管理の管理職になってしまいました。
まぁ辛い。。早く異動でないかなー。。。
次回は、賃貸管理のお話で。