まったく世の中には不思議なことが溢れている。
何が不思議って自身を課長にしてる会社が(ry
仕事柄、不思議な体験をすることが稀にある。
これは私が最初に勤めた会社でのお話。
時は2009年、夏。
まだ髪の毛がフサフサだった若かりし頃の話。
当時新人だった私は、先輩に同行し毎日を過ごしていた。
新人の私がやれる仕事といえば。空部屋の写真撮影くらいなものだった。
『なんすか、この建物、、ボロいっすねw』
札幌市西区発寒に実在(今あるかな?)する、コーポ〇Aとコーポ〇Bという物件の写真撮影に来た時だった。
部屋に入ると、室内からは、どこかで嗅いだ香りがした。
おばあちゃん家の香りである。
新人の私は正直写真を撮れもしなかった。否、撮らせてもらえなかった。
部屋の写真が意外と難しいもので黄金比(Lifullhome談)が存在する。新人が撮ると恐ろしく狭い印象の写真となる。
そのため、当時は室内を見学するだけだった。
写真撮影の邪魔にならないよう足早に奥の和室へと向かった。
(こんな押し入れ初めて見たな・・・)
ひざ丈くらいの高さから押し入れの底が始まり、天井に伸びているような押し入れだった。
(うーん。ふとんを寄せるには良いスペース?かな?)
『おい!てめぇいい加減にしろよ!?』
突然先輩からのお叱りである。新人の私は和室から飛び出して、リビングにいた先輩に対し大至急謝罪した。
『すいません!』条件反射である。不動産会社は厳しい縦社会だ。
『ん?お前どこに居た?ずっとそこに居たのか?』
先輩は少し考えた後、行くぞと言うと足早と外へ出た。
『あの・・・すいませんでした。。。私何か邪魔してましたかね?』
先輩は冷笑いながらこう答えた。
『いや、1回カメラが手で隠されて、ふざけてんな(笑)と思ってて、1回目は無視したんだけど、2回目は怒ろうと思ったんだ、、、、でもお前、、奥の和室に居たよな?』
これが、私が一番最初に体験した、本当にあった怖い話。
ちなみに写真はすべて削除した。
理由はまともな写真が一枚も無かったからである。
すべての写真がオーブ(光の玉)だらけでインターネットに掲載できるようなものではありませんでした。
ちなみにこの話は一番怖くない話。
あと2話ありますが、それはまた後日。